課外活動のユーワク

 ちょっと前からLifoというコミュニティに関わっています。
 わりとゆるやかで、わいわいと仲間がいて、集まる場所があってみんなでやりたいことを持ち寄って。
 気を抜いているときの方が多いけど、やるときは意外な本気みせたりしちゃったりして。
 そんな課外活動。

 LL-Tigerでもエンジニアたちのかっこいい課外活動みつけました。
 「LLでフィジカルコンピューティング」で発表したチーム☆ラボくるくる研究室の2つ。それぞれ簡単に紹介したいと思います。

チーム☆ラボ

らぼかへ

 世界ではじめてのライブカメラは1991年にケンブリッジ大学のコーヒーメーカーの残量を確認するために設置された、として有名ですが、私たちの時代においてのそれは「らぼかへ」といったところでしょうか。
 当初、コーヒーの好きな人が社内にコーヒー関係のものをいろいろ持ち込んでいたそうですが、コーヒーの残量知りたい、ということになり、重さを計ろうか、そうすると圧力センサを使うことになって値が張るだろう、コーヒーメーカより高くなったら負けだからなるべく費用はかけずにウェブカメラを使って測定しよう、ということになったそうです。ただし、直接コーヒーのポットを映すのではなく、穴を切り抜き、コーヒーが入っていれば茶色、なければ白、という感じで2値化するという方法をとることであくまでも画像ではなく数値として測ることに。次の課題としてコーヒーの残量表示はどうしようか、と考えたときにtwitterに投稿は負け、でしょ、Fire FoxのアドオンとGoogle Chormeの拡張で表示、という所に落ち着いたそうです。余談でらぼかへふーずというコーナーも設け食べ物も売りはじめた、とのこと。オフィスグリコを圧倒!?

↓詳しくは以下のエントリーをご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/yamaryoxxxx/20090813/1250185992

ヘブンズドア

 席にいながらトイレの空き室を確認するためのもの。人感センサ(NaPiOn)を使った、けっこう使いやすくていい感じ。ただし、配線できないので中に個室にPCをいれて無線で個室外に飛ばす。表示はらぼかへ同様にFirefoxステータスバーに表示する方式いい感じで動いているけど、トイレにPCとかちょっと必死すぎて負けだよね、もしかして無線マウスでいけるんじゃね?ということで無線マウスに交換。うまくいった。cactiに流し込んで分析してみたり、Growlプッシュ通知とかやってみたらくそ便利ですよ。トイレ問題が深刻な会社なら真面目に利益に直結するよ。TOTOさんはぜひ商品開発を。

アクトトイレ

 トイレでいやされるシステム。トイレットペーパー脇に液晶画面がありペーパーを引くと液晶ディスプレイ上でかわいいハムスターが動いてとってもいやされる。これも無線マウスでいけんじゃね、ということでやってみたらうまくいった。問題点としてはトイレットペーパを使いすぎる傾向がある。そこで紙をつかいすぎるとハムスターがつかれて死ぬ、という設定にして紙使い過ぎ問題は回避。死んでしまったハムスターはクリックすると何度でも生き返る

↓動画はこちらから。
http://il.youtube.com/watch?v=kEUjTK5D1Vg

くるくる研究室

 webのプログラミング、特にFlashを仕事にしているとのこと。仕事以外の時間で部活的に何かできないか、と思い「くるくる研究室」をはじめフィジカルコンピューティングをはじめた、らしいです。「部活」、でました部活です。とにかく+GAINERというツールとFlashを活用していろいろと作ったりおもしろいことをたくさんしていてそれを動画でまとめているので、ぜひウェブサイトの動画をご覧ください。説明は必要ありませんね。

http://labs.kuru2jam.com/

 成果物としては「+GAINER」の本を出した。いや、真面目にすごいですよ。大人の部活

感想

 LL-Tiger自体はソフトウェアよりの集団ですが、こうしてフィジカルコンピューティングとつながっていく可能性をみせていただきました。またチームラボも、くるくる研究室も集まりとしてどちらもおもしろいなあ、と。

 人が一つの場所に集まって何かをする、ということには頻度、形式、すべてちがうにしろ理由というか何かがあるんでしょう。必然性だったり、楽しいことだったり、のなにがしかが。そしてそれは集まる人々で共通認識的なものもあったりなかったりなのでしょう。

 くるくる研究室のような「Flashとか+GAINERとかつかって実際にうごくもの作ろうぜ」的な方向性のある集まりはこうしてバンバンと成果物的なものがでてきたりするのでしょう。チームラボの山本さんといい、くるくる研究室の方といい、発表している姿はとっても楽しげでかっこよかったです。とても謙虚な感じなのですが「どうだ!」という自分たちがつくったモノに対する自負というか気持ちがびんびん伝わってきました。チームラボの「したら負けでしょ」的な美学というか、ポリシーというか。くるくる研究室の作品ごとにロゴとかつくったり、動画として残しておくのは記録としてとてもいいですね。これまたかっこい動画なのでどこかで絶対まねしたい。

 LL-Tigerという集まり自体も非常に興味深いものがありました。運営にしろ、当日の進行にしろ。きた人たちになるべくいろんなものを持ち帰ってほしいという当日の進行はとても親近感を感じました。

 そして、全く触れませんでしたが、LT(ライトニングトーク)のレベルの高さ!もうなんというか本当にいいもの見せていただきました。

 中の方々には、いろいろとお世話になりました。得るものがたくさんあったので、ぜひ来年もいってみたいと思いました。

 これにてLL-Tiger参加記、三部作おしまいです。

p.s.

そういえば、Lifoでも印刷物(フリーペーパ)作りたいって話があったよね、初期の頃(2007/12)から。